竹内結子さん自殺と産後うつ。

コラム

「竹内結子さん自殺」という
魂がえぐられるような衝撃ニュースが流れました。

真相はわかりませんが、
この件で、「産後うつ」?という発信がみられ、

「産後うつ」という言葉を
はじめて知った方もいるのではないでしょうか。

竹内結子さんと「産後うつ」は別として、
今日は、
「産後うつ」の深刻な現実について改めて取り上げます。

まず、2014年までの10年間、
妊産婦の死因1位(東京都内)をご存知でしょうか。

文春オンライン(2017/9/27配信)によると、
妊産婦の死因1位は「自殺」です。

2016年までの2年間においても、
妊産婦の死因は、
自殺が最も多いことがニュースでも配信され、

妊産婦、その家族を取り巻く環境が厳しい状況にあることが、
社会問題としてあがっています。

関連した社会問題に、
孤立育児、虐待、親子心中などに関する暗いニュースで
心を痛めている人も多いでしょう。

京都大学の山極寿一総長は、
夫婦だけで子どもを育てることはできない、
人間の赤ちゃんは、
生まれつき共同保育に適するように産まれてくる、
ということをお話されています。

京大の学者たちのお話によると、
人類は、共同養育で発展してきた歴史があるのだそうです。

一瞬の孤独で、ヒトは判断を誤ることがある、
広島大学の精神分析専門の教授がお話していました。

この文章を書いている私も、
消えてしまいそうな孤独感を感じたことがあります。

好んで孤独になる時期もあったり、
孤独がわかるから、
つながる喜びを感じられるのでしょうが、
妊娠中から産後1,2年は、
ホルモン分泌レベルで、
通常の孤独感、不安感とは種類が違います。

孤立の反対語にあたる「連帯」。
一体感を感じられる、
みんなで共に生きている、
そんなことを感じられるような、
つながっている感が、
私たちに必要なのではないでしょうか。

私自身は、
この世にいのちを迎えるとき(妊娠~出産)、
(この世からはなれるときも!)
意識を高く整えていくことは、
これまで過去、
これからの未来を整えていくことにつながる、
と考えています。

孤立、孤独感や不安が高まる胎教ではなく、
つながっている感、きずなが醸成されていく胎教、
周囲や家族のきずなが醸成される感動を感じられる胎教が、
胎教アドバイザー®資格者を通して広がることを、
心から願います。

胎教アドバイザー®資格者は、
赤ちゃんが産まれる前から、
妊婦さんとその家族が孤立することなく、
共同で養育する環境を整えていくことの大切さを発信しています。

「産みたくても産めない」、
「2人目、3人目、4人目の妊娠出産に進めない」、
と思うこれからの子育て世代が、
「産みたい、育てたい」と思えるようになっていくためにも、
志ある胎教アドバイザー®の活躍を期待しています。

 

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